Friday, November 25, 2005

Yukie's New Special Drama

Satomi Hakenden
里見八犬伝
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Intoduction

このドラマ『里見八犬伝』の原作は『南総里見八犬伝』といい、滝沢馬琴の作品です。作者・滝沢馬琴は、本名を滝沢興邦(たきざわおきくに)、号を曲亭馬琴(きょくていばきん)といい、1767年6月9日に、江戸深川の旗本・松平信成に仕えていた大右衛門興義の子として誕生しました。幼少から文芸に心を寄せていた馬琴は7歳のとき「鶯の初音にねむる座頭かな」の句をつくりました。両親を困らせるほどわんぱくであった馬琴ですが、9歳で父を失い、10歳で家督を継ぎ松平家に仕えます。しかし、わがままな幼君への奉公に耐えかねて14歳で主家を去ります。その後、転々と仕え先を変え、放浪時代が続きましたが、24歳のとき名戯作家・山東京伝の弟子となります。翌年『尽用而二分狂言』という黄表紙(絵を中心とした大人向きの絵物語)を出版し、1773年に独立しました。そして、会田家の婿となってからは、著作に打ち込むうちに名が知られるようになり、源為朝を主人公とした『椿説弓張月』、俊寛を主人公とする『俊寛僧都嶋物語』などの大作を描きました。馬琴の人気を不動のものにした作品『南総里見八犬伝』は、執筆途中に両眼が失明したにもかかわらず、息子の嫁・お路に文字を教えながら口述筆記で完成させました。1814年から28年の歳月をかけて描いた『南総里見八犬伝』は、今もなお、多くの人々に愛されています。そして、馬琴は82年の生涯で400以上の作品を残しています。


Yukie Nakama